足のお悩み百科

足の臭いと対策

この記事の監修者

株式会社AKAISHI 代表取締役 赤石恒一 / 保健学博士

靴医学の権威、新潟医療福祉大学大学院の阿部薫教授に師事。専門分野は保健学で、足の悩みの改善や、靴の機能向上のための研究をしている。
【所属学会】日本整形靴技術協会(副会長)、日本靴医学会

足のニオイに効く「消臭剤」の選び方 その成分解説

パッケージの表示、ちゃんとチェックしていますか?

ニオイ対策の第一は、やっぱり消臭剤。
では、数ある消臭剤の中から1つを選ぶ、その決め手はなんでしょう?

パッケージやデザイン、POPやキャッチコピーに魅かれて。口コミを調べて、価格で・・・などなど、基準はさまざま。しかし、足のニオイを撃退したいのであれば、商品に記載してある「成分表」に注目!
目的や用途にあわせて選んでみてください。
足だけじゃなくて、その他の気になる体のニオイにもこの知識は使えますよ!

ニオイを抑える成分と作用を解説!

わたしたちの体からは足のニオイをはじめ、さまざまな体臭が発生します。これを防ぐデオドランド化粧品は、おおよそ4つに分類されます。

  1. 汗を分解して嫌なニオイを出す菌を抑制する「抗菌剤」「殺菌剤」
  2. 汗を出さなくする「制汗剤」
  3. 発生したニオイを消す「消臭剤」
  4. ニオイを香料でカバーする「マスキング剤」

薬局では脇用のデオドランド化粧品が多く置いてありますが、脇と足とでは汗の種類が異なりますので、足の二オイ対策には「足専用」のものをおすすめします。
今回は足や靴の消臭剤に配合されている成分と作用について、4つの分類ごとに詳しく紹介していきます。

1 抗菌剤/殺菌剤

効果:ニオイを発生させる菌の増殖や繁殖を抑えて菌を減少させる

★こんな人におすすめ
ニオイの原因そのものを何とかしたい人におすすめ。
シャワーや入浴により体が清潔な状態で利用すると効果的。日中のニオイを消したい人には、皮膚に直接塗りこむことができるクリームタイプがおすすめ。

【抗菌剤/殺菌剤の有効成分】

●イソプロピルメチルフェノール

殺菌効果が強く、菌の増殖を抑えて消臭効果を発揮。
ニキビケア化粧品や傷消毒液、水虫の薬などに配合されている成分です。脇用防臭剤にも配合されます。防カビ作用があり、靴下や靴用の消臭剤にも配合されています。

●銀ゼオライト

抗菌作用のある銀イオンを用いた殺菌剤。臭いの元になる菌活動を抑制してニオイの発生を防止。

●コーキンマスター®

他と比べて圧倒的に多い372もの菌種に抗菌・防カビ効果を発揮。(銀系ゼオライトの有効菌数は26)安全性の高い抗菌剤としても知られています。参考コーキンマスター試験データ

殺菌・抗菌成分が配合されている消臭グッズ

▲殺菌・抗菌成分が配合されている消臭グッズの例

2 制汗剤

 効果:皮膚を引き締めることで菌の餌となる汗の発汗を抑制する

★こんな人におすすめ
汗が気になる人、汗の量を抑えたい人におすすめ。
制汗剤は、汗をかく前 皮膚が乾いた状態で使用すると効果的。
時間に余裕がある時は、皮膚に直接塗りこめるクリームタイプが、出勤前など時間が無い時は、さっと濡れるスプレータイプがおすすめ。手も汚れません。

【制汗剤の有効成分】

●アルミニウム化合物

・アルミニウムクロロハイドレード(別名塩化ヒドロキシアルミニウム)
・アルミニウムヒドロキシクロライドなど

これらのアルミニウム化合物には、肌を引き締め、汗腺をふさいで、汗や皮脂の分泌を防ぐ「収斂作用」と、汗の水分に反応すると水に溶けにくい物質に変化して凝固し、汗腺の出口をふさいで物理的に汗を抑制する「制汗作用」がある。

●硫酸アルミニウムカリウム(別名カリウムミョウバン)

ミョウバンは収斂(引き締め)作用による制汗効果、
皮膚表面を酸性にしてアルカリ性を好む細菌の抗菌・殺菌効果、そして消臭効果という3つの効果でニオイ対策に有効な成分。古代ローマ人が制汗剤として使っていたという世界最古のデオドランド剤。

●タルク

水酸化マグネシウムとケイ酸塩からなる柔らかい鉱物で、引き締め作用や汗を吸着する作用があり、ベビーパウダーやファンデーションなどにも配合されている。

制汗成分が配合されている消臭グッズ

▲制汗成分が配合されている消臭グッズの例

3 消臭剤

効果:発生したニオイ成分を中和や吸着によって消臭する

★こんな人におすすめ
靴を脱がなくてはならない緊急時に!
消臭スピードが早く、一瞬でニオイを消臭します。
時間に余裕がある時は、除菌シートなどで足を清潔にしてから利用すると臭いを防ぎやすくなります。殺菌・抗菌作用のあるものは、さらにニオイを元から消臭。
携帯できるコンパクトサイズがおすすめ

【消臭剤の有効成分】

●酸化亜鉛

体臭の原因となる低級脂肪酸と結びついて消臭。
抗菌作用や引き締め作用もあり、菌の繁殖を抑えてニオイの発生も防止。

●ポリフェノール

・柿タンニン(柿渋)
・茶カテキン(緑茶エキス)
・植物エキス

ニオイ成分と化学反応を起こして、ニオイを中和分解。
非常に大きな分子構造をしているタンニンやカテキンは、ニオイ物質を大量に吸着して中和すると同時に、抗菌・殺菌効果も高く、菌の繁殖を抑えてニオイの発生も防止。

消臭成分が配合されている消臭グッズ
▲消臭成分が配合されている消臭グッズの例

4 マスキング剤

効果:良い香りでニオイをマスキングして隠す

★こんな人におすすめ
香水や香りが好きな人。香りを楽しみながらニオイを軽減・緩和したい人におすすめ。

【マスキング剤の有効成分】

●香料

・シトラール   レモングラスに含まれる強いレモンのような香り
・α-イオノン  バイオレット、フローラルなどの香り

香料により感覚的にニオイを軽減・緩和するが、マスキングによって嫌なニオイを他の香りでごまかしているだけで消臭しているわけではない。そのため、時間がたつと香りの効果が薄れ元のニオイに戻る。また元のニオイと香りが混ざると思わぬ悪臭を発生させてしまうことがあり注意したい。

香料が配合されている消臭グッズ
▲香料が配合されている消臭グッズの例

【成分と作用一覧】

成分と作用の表

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